CATERINA GREWE
CATERINA GREWE
BIOGRAPHY
BIOGRAPHY
ピアニスト、グレーベ・カテリーナ舞は、ドイツ人の父と日本人の母のもと東京に生まれた。スタインウェイ・アーチストとしての彼女の演奏は、英国そしてヨーロッパ、アジアで高い評価を得ている。カテリーナは、これまでにロイヤルアルバートホール、スタインウェイホール(ロンドン、ハンブルグ)、カドガンホール(ロンドン)、フェアフィールドホール(ロンドン)、モーツァルトザール(ハンブルグ)、ライツハレ(ハンブルグ)、ダブリンナショナルコンサートホール、パラウドムジカカタラナ(バルセローナ)、モスクワ音楽学院ラヒマニノフホール(モスクワ)、フランス等で数多くの演奏をしている。彼女のリサイタルは北ドイツ放送局そしてフランスミュージックパリ・ラジオ放送局で放送された。2013年、英国Sky TVショー(マイケル・パーキンソン卿のマスタークラス)でピアニスト ラン・ランと出演。
彼女はコンチェルトソロリストとして、クラシックフィルハーモニーハンブルグ、リュネブルクシンフォニーオーケストラ、オルデンブルグ国立オーケストラ、王立音楽大学シンフォニーオーケストラ、ホーベオーケストラナショナルカタルーニャ、
RTE国立シンフォニーオーケストラ等と演奏。ロバート・シュテリ、トーマス・ドーシュ、マルコス・フーバー、ロビン・オニール、マネル・バルディヴィエソ、アラン・ブリバエフ等の指揮者たちと共演している。
カテリーナはこれまでに数多くの賞を受賞している。権威ある2015年マリア・カナルズ国際ピアノコンクール3位(バルセローナ)、2015年ダブリン国際ピアノコンクールファイナリスト受賞。2010年ラグニースアーマーヌ国際ピアノコンクール優勝(パリ)、同年ノーラサンド賞コンクール優勝(イーストボーン)、2011年マイエンヌ国際ピアノコンクール優勝(フランス)、2014年ロードス国際ピアノコンクール優勝(ギリシャ)。ロンドン王立音楽大学在学中には2009年王立音楽大学ベートーベンコンクール優勝(RCMケンダルテイラー・ベートーベンピアノ賞)、同年英国音楽大学対抗ベートーベンコンクールにて2位、2012年国際ウィンブルドン音楽祭にて王立音楽大学シンフォニーオーケストラとリストピアノ協奏曲第1番を演奏。最近では、第8回リヨン国際ピアノコンクール2位を受賞、又2017年ヴァンクライバン国際ピアノコンクールに入選。2018年中国チャンシャーオープン国際ピアノコンクール優勝。
カテリーナはドイツのハンブルグ音楽院にてガブリエル・ヴルフ、英国のチイタム音楽学校では故バーナード・ロバーツに師事、その後、奨学生としてロンドンの王立音楽大学にて故ヨンテイ・ソロモン、イアン・ジョーンズ、ヴァネッサ・ラターシェ教授とディミトリ・アレキゼエフ教授に師事。同大学卒業後、同大学院にて修士課程、芸術家修士課程を優等で卒業。これまでの英国王立音楽大学での彼女の活動はモニカエンドガイ・ ブラック賞、AHRC奨学金、王立音楽大学ヘンリーウッドトラスト・ベネヴォレント資金、王立音楽大学奨学金デービッド・ヤングピアノ賞とフィルハーモニアオーケストラマーチンミュージック奨学資金より支援された。
カテリーナの演奏は、美しく詩を奏で、かつ情熱的でその解釈の深さと成熟度の高さは認識されている。彼女は、作曲家の中でも特にドイツのロマンティック時代の作曲家にひかれると言う。彼女が大好きな作曲家ロバート・シューマンの貴重なる作曲「ダヴィッド同盟舞曲集」と「ソナタ第3番、管弦楽のない協奏曲」を彼女の初めてのデビューCDに選んだのは適切であろう。CDはKNSクラッシックより2016年4月に発売。2013年より英国音楽名門校パーセル・スクール教師。2019年4月より英国の王立音楽大学ピアノ科の教授に就任する。

数ある「ダヴィッド
同盟舞曲集」の中でも
彼女のCDは繊細で、
作品の包括的な形を
失う事なく音楽性の
豊かさ、解釈の深さ、又成熟度の高さを
感じさせられる。
これから注目していきたいアーティスト
である。
Gramophone Magazine,
2016年7月
数ある「ダヴィッド
同盟舞曲集」の中でも
彼女のCDは繊細で、
作品の包括的な形を
失う事なく音楽性の
豊かさ、解釈の深さ、又成熟度の高さを
感じさせられる。
これから注目していきたいアーティスト
である。
Gramophone Magazine,
2016年7月